アメリカ人にとって5番目に住みたい国ニュージーランド
2010年1月13日付けのニュージーランド・ヘラルド紙によるとアメリカの雑誌インターナショナル・リビング(国際生活)の行った「世界の住みたい国指数」でニュージーランドは昨年の9位から4位あがって、今年は5位になったという。
インターナショナル・リビング誌はニュージーランドを地球の反対側の辺境の地としたうえで、「あっと驚く美しさ」でもアメリカから飛行機で12時間もかかるうえ、移民しにくいという「不利」もあると指摘している。
このアメリカの統計は退職者や移民を希望している人に向けて行われたもので、世界の国々の中から生活費、文化、レジャー、経済、環境、自由、医療、社会構造、安全性、危険度、犯罪率などの観点から生活水準の高い順に198位までランキングしている。
今年の調査では海に面したオークランド(ニュージーランド最大の都市)と南アルプスを「清純な風景」-神の聖域と呼び、若い移民が移り住んで家庭家生活を営むのにふさわしいところとしている。また、いい意味でニュージーランドの不動産は値上がり傾向であるとしている。
同誌ではニュージーランド移民局のホームページも紹介しているが、さらに「良き生活水準には、いろいろな意味で何があるかではなく、何がないのかをみるのが重要だ。
ニュージーランドでは犯罪率は高くなく、警官は銃を持たず、汚職事件を起こせば事実上即首になり、みじめな貧困や飢餓もなく、公害、交通渋滞、健康問題、過密都市問題など多くの国に見られる問題がない」とコメントしている。
ちなみにオーストラリアは2009年には5位だったが、2位に上昇。これは世界経済低迷の中でその経済の方向性が後ろ盾になっている。
また、フランスはそのうんざりするような官僚制と高い税金にもかかわらず5年連続で1位、これはそうした問題にも勝る世界一を誇る医療健康システムによるものだそうだ。
トップ10位の国々
1フランス
2オーストラリア
3スイス
4ドイツ
5ニュージーランド
6ルクセンブルグ
7アメリカ
8ベルギー
9カナダ
10イタリー
沈んでいく国
107キリバテ (Kiribati)
123ツバル
戦火の国
170イラク
178パキスタン
190アフガニスタン
一番最後の国
ソマリア
コメントを残す